バリの歴史を知る

バリ島内の★印がクタ・レギャン地区

その国の歴史を知る

歴史や地理が大の苦手な私です。
日本の地理や歴史について知識もままならないのに、 外国の歴史なんて・・・とも思うのですが、 旅した国の歴史などは、嫌でも身につくことがあります。

知らない土地に旅すると、日本にはない常識や慣習・しきたりなどがあって、 それら全て「歴史」や「土地柄」によるものなんですね。 だから旅した土地の歴史などは、知らない間にちょっとずつ、自然と覚えてしまったりします。

そして・・・
歴史やその国の事情を知っていれば、気を遣うことができることも。 現地の人にも心地よい旅行者であるために、最低限の歴史について、 知っていて損はないと思うのです。

バリの歴史

はじまり
バリ島では約1万年前には人が住んでいたと考えられています。
16世紀になるとヨーロッパの国々がアジアへ進出。 オランダ・ポルトガル・スペインなどもバリに進出するようになります。 そして1619年、オランダがジャカルタを征服したことから本格的な植民地時代が始まります。

植民地時代
オランダの船団が最初にバリ島へやってきたのは、1597年のこと。
当時、バリ島ではゲルゲル王朝が最盛期を迎えていました。

その後、1846年からオランダとの戦争(バリ戦争)が始まり、 1906年にはバリはオランダの植民地として支配されてしまいます。
その後1945年の太平洋戦争では日本軍が オランダに代わりバリ島を支配。
期間的に短かった上、戦闘による被害のない支配ではありましたが、 この時、日本軍による過剰な物資の調達によって、バリは歴史始まって以来の 欠乏生活を強いられます。

独立
1949年のハーグ協定により、スカルノ大統領率いる共和国政府が独立を獲得。 同年インドネシア連邦共和国が成立し、1956年にはバリ島もインドネシア共和国の州として承認されました


このように、バリの歴史には、日本も深い関わりを持っています。
日本の植民地支配を受けていたためか、バリではご老人のほうが、 日本語が達者な方が多いいらっしゃいます。日本語を話すご老人の多くはとても親日家で 優しく接してくださいます。でも、そんな支配の歴史があってこそ、彼らが日本語を話している、 ということを、心のどこかに刻んで、話しかけてきてくれたことに感謝して接したいものです。