
バリの伝統織物・・・バティック!
バリの伝統織物が、バティック。
バティックとは、ロウケツ染めの布のことです。
布にロウで模様を書いて、その上に染料をのせ、繊細な模様を描いていきます。
模様が彫られた銅版スタンプ(チャップと呼ばれます)や、
細い管からロウを流す独特の胴部(チャンティン)を使って作られます。
アジアン・テキスタイルと呼ばれていて、同じ模様をずっと繰り返しているのが特徴。
(最近では、そうでないものもあります)昔から欧米人にも人気だったとか。
昔は藍や茜を使って布を染め上げていたのだとか。 インドが発祥の技法で、そこからジャワ島へ伝わったのだと言われています。 とっても歴史ある、伝統的な織物です。
バティックには、様々な模様が描かれていますが、
それらすべてにちゃんと意味があります。
柄を大きく分けると、動物を現した模様と、幾何学模様。
魔除けや幸運になれる模様を織り込んだものもあります。
例えば・・・
斜めに連続する幾何学模様は、パラン・ルサックと呼ばれるもの。
邪悪なものを打ち負かす柄なのだとか。
一見するとわかりにくくても、卍模様が入っているものも。
これらはバンジと呼ばれる柄とされていて、
幸せを招く柄だと言われています。
楕円形が連なった模様は、子孫繁栄を願う模様、カウン。
どれも目をこらしてみないと、慣れない旅行者にはぱっと判別できないほど、
細かい模様のものが多いです。
主に巻きスカートや風呂敷のような大判の布に加工されて売られることの多い、バティック。
日本ではなかなか高価なものが多いため、お土産にすると喜ばれると思います。
(今回、私は母に巻きスカートをお土産に頼まれています)使いやすいのは、
クッションカバーに加工されたものや、小さなものだと、ランチョンマットなど。
あと、変わりダネでは、バティック柄を使ったぬいぐるみなんてのが、あるのだとか。
ワンピースやキャミソールに加工されたものも、南国ムードたっぷりで良さげですよ♪

バティック購入のコツ・チェックポイント

バティックは、お店や商品の質によって、とっても高いものから、リーズナブルなものまで。
又、布が大きくなると、お値段も高くなっていくので、
手軽に楽しみたいなら小さな商品からチャレンジするのも◎。
その他、全て手書きで描かれているものは、大変高価。次いで、 スタンプタイプのものが、安価でお勧めです。機械プリントタイプのものもありますが、 見た目にはすぐに見分けがつくものではありません・・・ 心配なら、信頼できる専門店を現地の人に教えてもらうか、 ガイドブッグなどを参考に。
バティックには、アンティークと呼ばれるものも多くあります。
手描きされたもので保存状態の良いものは、すんごいお値段になるのだとか。

今回バティック購入で良かったお店は・・・「ピテカントロプス」。
確か以前はウブドにしかなかったお店だったと思います。
それが、レギャン通りにもできたみたい。
バティックを現代的な洋服の形にアレンジしているので、
デイリーユースできそうな洋服などが多数あり、お値段もリーズナブル。
特にTシャツなどは、一部にバティック柄を取り入れたデザインなので、男性でもとっつきやすい感じ。
キッズサイズもあるので、お土産探しにほんとに重宝します。
店内にあるバティックはどれもセンスが良くて、アンティークものもあります。
お店も清潔で気持ちいいい店内なので、町歩きのついでに、いかがですか。